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食品貯蔵での低温・低湿保持

低温貯蔵する理由

生産された食糧(穀物・野菜・果物・お茶等)を生産された時点の品質を極力、保持するために低温貯蔵しているものと思われます。食糧により異なりますが、
 ■香り ■風味
等の品質保持のために低温貯蔵しています。

低温貯蔵する理由

一般的な食糧倉庫に於ける温湿度条件を挙げてみます。(出典:某・空調機メーカ資料)

▼穀物

貯蔵庫 温室度条件
温度(℃) 相対湿度(%) 絶対湿度(g/㎏’)
玄米 10~15 15~70 1.1~7.4
茶葉 4~6 35~45 1.8~2.6
落花生 0~1 60~70 2.6~2.8
くるみ 0~10 65~70 2.5~5.3
豆(生) 0~4.5 85~90 3.2~4.7
豆(乾燥) 2~4.5 70 3.1~3.6
種子 0~10 55~65 2.149
種子(原種子) 15以下 30以下 3.2

▼野菜

貯蔵庫 温室度条件
温度(℃) 相対湿度(%) 絶対湿度(g/㎏’)
アスパラガス 0~1 90~95 3.4~3.9
さやいんげん 7~10 85~90 5.3~6.8
枝豆 0~4.5 85~90 3.2~4.7
さやえんどう 0~4.5 85~90 3.2~4.7
かぶ -0.5~0 90~95 3.3~3.6
かぶは 0~1 90~95 3.4~3.9
かぼちゃ(夏) 0~4 85~90 3.2~4.5
かぼちゃ(冬) 10~13 70~75 5.3~7
キャベツ 0~1 90~95 3.4~3.9
きゅうり 7~10 90~95 5.6~7.2
牛蒡(ごぼう) 0~1 85~90 3.2~3.7
さつまいも 13~16 80~85 7.4~9.6
里芋 7~10 85~90 5.3~6.8
じゃがいも(早生) 10~13 85~90 6.5~8.4
じゃがいも(晩生) 3~10 85~90 4.0~6.9
しろ瓜(しろうり) 2~3 75~80 3.3~4
西瓜(すいか) 2~4 85~90 3.7~4.5
セロリ -0.5~0 90~95 3.3~3.6
そら豆 0~1 85~90 3.2~3.7
竹の子 0~1 85~90 3.2~3.7
玉葱 -1~-0.5 70~75 2.6~2.7
大根 0~1 85~90 3.2~3.7
レタス 0~1 90~95 3.4~3.9
食用てんさい 0~1 90~95 3.4~3.9
とうもろこし -0.5~0 85~90 3.1~3.4
トマト(若熟) 21~23 85~90 13.3~15.9
トマト(完熟) 7~10 85~90 5.3~6.8
茄子 7~10 85~90 5.3~6.8
なめこ 0~2 85~90 3.2~3.9
にら 0~1 85~90 3.2~3.4
人参 0~1 90~95 3.4~3.9
にんにく -0.5~0 70~75 2.5~2.8
ねぎ(和/洋) 0~1 90~95 3.4~3.9
白菜 0~1 85~90 3.2~3.4
二十日大根 0~1 90~95 3.4~3.9
カリフラワ 0~1 85~90 3.2~3.4
パセリ 0~1 85~90 3.2~3.4
ブロッコリ 0~1 90~95 3.4~3.9
ピーマン 7~10 85~90 5.3~6.8
ほうれんそう 0~1 90~95 3.4~3.9
マッシュルーム 0~2 85~90 3.2~3.9
松茸 0~5 65~70 2.5~3.8
芽キャベツ 0~1 90~95 3.4~3.9
蓮根(れんこん) 0~1 90~95 3.4~3.9
山葵(わさび) 0~1 90~95 3.4~3.9

▼果物

貯蔵庫 温室度条件
温度(℃) 相対湿度(%) 絶対湿度(g/㎏’)
杏(あんず) -0.5~0 85~90 3.1~3.4
-0.5~0 85~90 3.1~3.4
いちじく -2~0 85~90 2.7~3.4
-0.5~0 85~90 3.1~3.4
ネーブル/オレンジ゛ 0~1 85~90 3.2~3.7
0~1 85~90 3.2~3.7
グレープフルーツ 0~10 80~85 3~6.5
さくらんぼ -0.5~0 85~90 3.1~3.4
石榴(ざくろ) 1~2 85~90 3.4~3.9
すもも -0.5~0 80~85 2.9~3.2
梨(和) -1~0 85~90 3~3.4
梨(洋) -1.5~-0.5 85~90 2.8~3.3
ネクタリン 0~1 85~90 3.2~3.7
夏みかん 3~5 80~85 3.7~4.6
バナナ(熟成) 15~20 85~90 9~13.2
バナナ(貯蔵・若熟) 12~15 85~90 7.4~9.6
バナナ(貯蔵・完熟) 15~22 85~90 9~15
パイナップル(若熟) 10~16 85~90 6.5~10.2
パイナップル(完熟) 4~7 85~90 4.3~5.6
びわ -0.5~0 85~90 3.1~3.4
葡萄(欧州系) -1~-0.5 85~90 3~3.3
葡萄(米国系) -0.5~0 85~90 3.1~3.4
マスクメロン 7~10 85~90 5.3~6.8
みかん 2~4 85~90 3.7~4.5
-0.5~10 85~90 3.1~6.9
林檎 -1~0 85~90 3~3.4
レモン(緑色) 13~15 85~90 7.9~9.6
レモン(黄色) 0~5 85~90 3.2~4.9

▼お茶

貯蔵庫 温室度条件
温度(℃) 相対湿度(%) 絶対湿度(g/㎏’)
選別工程 25 40 7.9

▼醸造工場

貯蔵庫 温室度条件
温度(℃) 相対湿度(%) 絶対湿度(g/㎏’)
(1)ビール
ホップの貯蔵 -1~0 55~62 2.1~2.3
ビールの貯蔵 0~1 75 2.8~3
(2)ウイスキー
穀粒の貯蔵 16 35~40 3.9~4.5

▼製パン/製菓

貯蔵庫 温室度条件
温度(℃) 相対湿度(%) 絶対湿度(g/㎏’)
小麦粉 18~27 50~65 6.4~14.6
牛乳 7~13 60 3.7~5.6
2 60 2.6

上記の食糧倉庫の温湿度条件を見ると、相対的に次のような傾向があります。

  • 【穀物】
    ◇温度・・・・・・・DB 0℃~10℃位
    ◇相対湿度・・・比較的に低く、RH 60%位。
  • 【野菜】
    ◇温度・・・・・・・ものにより多少、異なりますが、DB 0℃前後が多い。
    ◇相対湿度・・・比較的に高く、RH 90%前後が多い。
  • 【果物】
    ◇温度・・・・・・・ものにより多少、異なりますが、DB 0℃前後が多い。
    ◇相対湿度・・・比較的に高く、RH 85%~90%が多い。
  • 【お茶】
    ◇温度・・・・・・・DB 5℃。
    ◇相対湿度・・・比較的に低く、RH 50%。
  • 【醸造工場】
    ◇温度・・・・・・・比較的に低温、DB 0℃前後。
    ◇相対湿度・・・RH 60%前後位。
  • 【製パン/製菓】
    ◇温度・・・・・・・ものにより異なる、DB 20℃前後/10℃前後/2℃位。
    ◇相対湿度・・・比較的に低く、RH 60%位。

低温貯蔵での「デシカント除湿機」のご提案

1 食糧倉庫の貯蔵・温湿度条件/傾向

ものにより異なりますが、代表的に次の3通りが挙げられます。

  1. 最も多い(9割以上)
    温度(DB)℃
    相対湿度(RH)% 絶対湿度(X)g/㎏’ 露点温度(DP)℃
    0 85 3.2 -2.2

  2. 温度(DB)℃
    相対湿度(RH)% 絶対湿度(X)g/㎏’ 露点温度(DP)℃
    10 85 6.5 7.6

  3. 温度(DB)℃
    相対湿度(RH)% 絶対湿度(X)g/㎏’ 露点温度(DP)℃
    20 60 8.7 12

※9割以上は貯蔵庫内の露点温度(DP)はマイナス温度でとても、厳しい条件になっています。
※中温(温度(DB):10℃、20℃)での貯蔵庫内の露点温度(DP)も比較的に低い。

1 食糧倉庫の貯蔵・温湿度条件/傾向

現状の食糧倉庫に於ける空調設備は次のようなものと思われます。

  1. 空調機を庫内に設置して、循環。

    ▽空調機は低温仕様の冷凍機を組込んだユニット或いは低温パッケージと思われます。

  2. 相対湿度(RH)制御

    ▽相対湿度・制御には再熱ヒータを組込んでいます。
    或いはコンデンサーの熱を一部、利用しているものもあると思われます。

  3. マイナス露点温度で制御に於ける問題点

    ▽マイナス露点温度に制御する場合、「冷却コイル」に結霜・結氷する恐れがあります。

    ▽結霜・結氷した場合はその霜や氷を除去するために「除去ヒータ」により、溶かす必要が出てきます。
    ・・・・その際、庫内温度は上昇してしまいます。
    ※極力、温度上昇時間を短縮するために運転プログラムを組み込んでいる(苦慮)

    ▽予め2セットの空調機を設置し、結霜・結氷時に交互運転する方策を講じることもある。

3 「デシカント除湿機」の食糧倉庫・導入提案

空調機・冷却コイルの「結霜」、「結氷」解消への提案。

  1. 「デシカント除湿機」の特徴

    ▽高性能シリカゲル除湿ロータを搭載した「デシカント除湿機」は
    除湿をしてもドレン水は出ない除湿機能のため、低温領域での除湿には最も適した除湿機です。

    ▽構造がシンプルであり、取扱・保守が容易です。

    ▽既設設備(空調設備)に追加・付設して、簡単に問題解消が出来ます。

  2. 「デシカント除湿機」・併用運転のシステム(参考)

    ▽「デシカント除湿機」を倉庫内に設置。

    ▽処理側(除湿乾燥空気側)は直に倉庫内の空気を吸込み、除湿後、除湿乾燥空気を既設・空調機吸込口近辺に送風。
    ※空調機は庫内空気と除湿乾燥空気を吸込み、冷却後、送風。

    ▽再生側は屋外より外気を取入、再生後、屋外に放出。
    ※再生入口/出口ダクト・2本のダクト配管工事が必要です。(穴径は型式で決まります)

    ▽温湿度制御
    「デシカント除湿機」を併用した場合は次のような温湿度制御をお奨めします。

    【温度制御】
    既設の空調機にて温度制御してください。

    【湿度制御】
    ヒューミディスタットの信号で「デシカント除湿機」の再生ヒータを制御して、湿度制御します。

    ※空調機に加湿器が付設していれば、中温(温度(DB):10℃~20℃)域の加湿に働くものと思われます。

  3. マイナス露点温度で制御に於ける問題点

    「デシカント除湿機」は湿分負荷に対応して選定します。

    ■湿分負荷の予想
    (a)入庫品よりの発湿負荷・・・・あまり、無いのでは?
    (b)入出庫時のドア開閉による侵入空気の湿分負荷
    →多分、湿分負荷の殆どがこの湿分負荷と予想します。つぎの次の項目についてご連絡下さい。

    ● ドア寸法(□□m×□□m)
    ● 開閉回数(□□回/h)/開閉時間(□□sec/回)
    ● 倉庫・容積(□□m×□□m×□□m(h))

    ■「デシカント除湿機」・型式の選定」
    上記の湿分負荷により、適切な型式を選定します。

次のような問題を解決します。

下記のような問題がありましたら、ご相談下さい。

1. 空調機の冷却コイルが「結霜」、「結氷」する問題。

2. 湿度条件(例えば、相対湿度(RH):60%)が保持できない問題。

3. カビが発生する問題。

このような問題がある場合は当社までご連絡下さい。(適切なアドバイスをします)
その際、下記の項目をお知らせ下さい。

● 倉庫・容積(□□m×□□m×□□m(h))
● 庫内・温湿度条件(温度(DB):□□℃、相対湿度(RH):□□%)
● ドア寸法(□□m×□□m)
●ドア開閉回数(□□回/h)/ドア開閉時間(□□sec/回)

補足

よく、冷蔵倉庫や冷凍倉庫の天井裏が結露して、カビが発生してしまい、解消したい要請があります。 その際の事例をご紹介します。

【屋根裏に結露問題があり】
◇屋根裏には各種配管や電気配線が張り巡らされています。
◇「デシカント除湿機」導入前の状況右記の写真では判読しづらいですが白く粉っぽい斑点が見られる
→以前に結露を生じた跡です。
デシカント除湿機を導入
◇結露問題は解消。
◇屋根裏内温度は下の低温作業場の影響を受けて、DB 10~15℃程度。
デシカント除湿機は低温下の除湿は容易。
  1. 天井裏の空気を「デシカント除湿機」にて

    ▽天井裏の空気を「デシカント除湿機」にて循環して、天井裏内を相対湿度(RH):50%以下に。
    ※結露防止と防カビを実現。

  2. 次の項目をお知らせ下さい。

    ▽天井裏の内容積。(□□緕・)
    ▽下の部屋(倉庫)の温湿度条件。
    (温度(DB):□□℃、相対湿度(RH):□□%)

お問い合わせ

本社営業部 TEL:092-942-5711 FAX:092-944-6811
東京支店 TEL:03-3356-3060 FAX:03-3356-3065
名古屋営業所 TEL:052-709-3051 FAX:052-709-3052
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