石油備蓄基地に於けるタンク塗装時(保全工事)の防錆及び結露対策
1 背景
国内の石油備蓄基地施設は消防法等に基づいて,安全管理・保全工事管理等の統合管理をしています。 その「保全工事管理」ではタンク開放検査工事(定期保安検査)があります。
タンク開放検査工事・内容
- クリーニング工事
- 検査工事
※タンク方式により、工事内容が異なります。 - 塗装補修工事
→[地下岩盤タンク方式]は②の検査工事のみ実施。
開放検査義務が以下のように定められています。
▼開放検査義務
| タンクの種別 | 法規 | 検査周期 |
|---|---|---|
| 地上タンク・開放検査工事 | 消防法 | 8年±1年 |
| 地中タンク・開放検査工事 | 消防法 | 13年±1年 |
2 問題点
- 天候不順による石油備蓄タンク内の高湿状況や結露問題
塗装工事の際、降雨時や多湿時にタンク内の相対湿度(RH)がRH 60%以上になったり、厳しい時は結露が発生することがある。 - 夜間結露の問題
季節により(主に梅雨時や秋口)、昼間はタンク内部の相対湿度が問題なかったが、夜間の気温低下とともに、内部結露することが多々ある。 - 工期の問題
▼契約工期の遵守
▼原油タンカー・入港日との兼合い
▼工期の短縮要望がある場合
3 解決方法
予想される厳しい状況
-
降雨時や高湿な気候条件
-
錆の発生、結露の発生
-

工期の制約

解決策
- 結露防止
- 「石油備蓄タンク内の露点温度」を外気温度以下まで除湿
- 発錆防止
- 「石油備蓄タンク内の相対湿度(RH)」をRH 60%以下まで除湿
この防止策を天候(気温)に関わらず、除湿(乾燥)可能な除湿装置が望まれる。

高性能シリカゲル除湿ロータを搭載した「デシカント除湿機」が最適

必要な時に,必要な期間、必要な量をレンタルするシステムを提案

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2 納入事例
- 2 納入事例
某・国家石油備蓄基地(東北地方) - 対象・石油備蓄タンク
内径:81.5m、高さ:24m・・・「内容積:約、125,000㎥」 - レンタル機・型式
▼RZ-101R型・仕様処理風量 総電気容量 寸法 質量 (㎥/h) (Kw) 電源 (㎜) (㎏) 4500 43.7 3φ 2320×1450×1975 1200 200V
4 設置状況
- ▼屋外に設置し、ビニールダクトにてタンク内に配管(一方通行・・・除湿乾燥空気送風)
-
▼設置写真

5 結果
- ▼今回は濃霧が発生して、備蓄タンク内に結露が大幅に発生したため、塗装作業が不能となった。
- ▼「デシカント除湿機」を据付後、備蓄タンク内に除湿乾燥空気を送風すると、速やかに結露水が蒸発し、塗装可能な環境条件になり作業が円滑に行えた。
- ▼石油備蓄タンク内の相対湿度(RH)はほぼ、RH50~55%(60%以下)で落ち着き、防錆・湿度状態になった。
ご採用いただいた担当者のコメント
- ▼今回の納入地区は雨や濃霧(山背「やませ」)が多く、このような吸着剤(シリカゲル)を利用した「デシカント除湿機」が最適とコメントをいただいた。
- ▼「デシカント除湿機」は冷却式除湿機ではないので、寒冷地での使用や冬季の使用にも除湿効果を発揮できる。
お問い合わせ
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