船倉内塗装時及びブロック塗装時(塗装工場にて)の結露防止対策及び防錆
1 塗装作業の流れ
新造船での「塗装作業の流れ」の概略は次のようになっています。



- 上記の各・塗装工程で除湿装置が採用されるヶ所
-
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「塗装工場」のある造船所で除湿装置が採用されています。
※以前は屋外で作業することが多かったが、最近は少しづつ増え ていると思われます。
(天候に左右されず、作業可能) -
以前はこの工程に除湿装置が採用されていた。
除湿装置を甲板に設置して、除湿乾燥空気をホールド内に送風して、防錆/結露防止を図っています。
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「塗装工場」のある造船所で除湿装置が採用されています。
2 問題点
新造船建造時に「塗装工場」でのブッロク塗装時や船倉内塗装時には次のような問題点があります。
又、修繕時の船倉内塗装時にも同様な問題点を生じます。
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サンドブラスト後に船倉内が
高湿状態(降雨時等)が長期間続くと、
錆が発生し易くなります。

「錆を落とす作業が発生してしまいます」
-
船倉内塗装時に海水面に接している
底部で季節により海水温で冷やされ、
船倉底部で結露を生じます。

「塗装作業出来ず、結露水の乾燥作業が発生します。又、乾燥作業が遅延すると錆の発生を招き、再度、サンドブラスト作業を。」
錆の発生のメカニズム
鉄鋼品は雰囲気空気の相対湿度がRH 60%以上になると、急速に発錆が始まります。
◎雰囲気空気の相対湿度をRH50%以下に保持すれば、
錆を防止できます。
- メカニズム①
- 雰囲気空気による錆の発生は右図のようなメカニズムになっています。
- メカニズム②
- 鉄鋼品の表面に結露水を生じると急速に錆が発生・助長してしまいます。
◆上記のような問題が生じますと、
問題
-
雰囲気空気の相対湿度が
RH60%以上長期間続いた
-
ブロックや船倉内に
結露が生じた

状況
◇結露水の乾燥作業
◇錆の発生が生じると、再サンドブラスト作業
◇天候回復までの作業休止も

結果
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3 問題点の解決策
解決策1
「塗装工場」や船倉内の相対湿度を年間(春~冬)通して、相対湿度(RH):50%以下に保持する。
「年間(四季)通じて、除湿可能な除湿装置が望まれます。
※例えば、
| 時期 | 湿度(DB)、相対湿度(RH) |
|---|---|
| 春や秋の降雨時 | 温度(DB):10℃、相対湿度(RH):80% |
| 梅雨時 | 温度(DB):15℃、相対湿度(RH):80% |
| 夏季 | 温度(DB):30℃、相対湿度(RH):70% |
| 冬季の降雨時 | 温度(DB):5℃、相対湿度(RH):90% |

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※気温にかかわらず、容易に除湿できます。
解決策2
船倉内を海水温度(約 15℃)以下の露点温度に保持する。
初夏~夏季~初秋に多く、結露を生じます。
この際も、「デシカント除湿機」は能力を発揮します。
3 フローシート
1 「塗装工場」の場合
- デシカント除湿機を「塗装工場」の側に設置。
- [処理側]
外気を導入して除湿後、「塗装工場」内に送風。 - 「再生側」
外気を直に取入、再生後、直に放出。 - サンドブラスト後の塗装時に除湿乾燥空気を工場内に送風。
良い塗装環境条件を保持する。

2 船内塗装の場合
- デシカント除湿機を甲板に設置。
- [処理側]
外気を導入して、除湿後、船倉内に送風。 - 「再生側」
外気を直に取入、再生後、直に放出。 - サンドブラスト後の塗装時に除湿乾燥空気を工場内に送風。
良い塗装環境条件を保持する。 - 「デシカント除湿機」の移動
塗装作業はブロック毎になると思われますので、その都度、除湿機とダクトを移動してください。

※キャップタイヤーケーブルは移動を考慮して、長めのものをご用意ください。
4 参考例
船内塗装の場合
- 対象・船舶
1万トンクラス(130m×25m×11m程度) - 「デシカント除湿機」・型式
船倉の容積と使い勝手を考慮しますと、除湿風量:200m³ /min(=12,000m³ /h)が適切です。
▼型式:SSP-1525H20-UQ型風量(m³ /h) 電気容量(KW) ※3φ×200V 処理側 再生側 処理ファン 再生ファン 再生ヒータ ローターモータ 合計電気容量 1,2000 4,000 7.5 5.5 150 0.1 163.1 
▼除湿乾燥空気状態季節 ①処理入口(外気) ②処理出口 温度
℃相対湿度
%絶対湿度
g/㎏露点温度
℃温度
℃相対湿度
%絶対湿度
g/㎏露点温度
℃春/秋・降雨時 10 80 6.1 6.7 39 0.9 0.4 -24.7 梅雨時 15 80 8.5 11.6 45 1.5 0.9 -16.4 夏季 30 70 18.8 23.9 62 8 10.5 14.8 冬の降雨時 5 90 4.9 3.5 33 1.1 0.35 -26 - ◇「デシカント除湿機」の除湿乾燥空気は湿分・吸着時に吸着熱により、温度上昇します。
- ◇湿度(絶対湿度)も低湿状態で送風され船倉内を年間を通して、相対湿度(RH):60%以下に保持できます。・・・・・防錆
- ◇当然、露点温度も低い状態で送風され、船倉底部での結露を防止します。
- ◇「春、秋、冬」は加温された除湿乾燥空気が送風され、船倉内は2℃~5℃程度上昇し、暖房効果が得られます。
-
◇夏季は相対湿度は低くなりますが、加温空気で数度、上昇します。
※作業員の方に支障がある場合は別途、「冷風装置」のご用命も承ります。
(「空冷式冷凍機」+「送風機」のユニット)
塗装工場の場合
このケースも【船内塗装】と同様の除湿乾燥空気が工場内に送風され、より良い塗装環境を保持します。
塗装工場での塗装及び船倉内塗装時の内部結露防止及び防錆対策に最適な「デシカント除湿機」のお奨め
- ◇「デシカント除湿機」は高性能シリカゲル除湿ロータにより、気温にかかわらず(年間を通じて)、容易に除湿可能。
- ◇海水温(15℃)に接している部分での結露を防止します。
- ◇季節により、海水温とは関係なく、夜間気温低下で内部結露することがありますが「デシカント除湿機」を夜間運転することで防止できます。
◎翌朝の作業がスムースに行えます。 - ◇船倉内塗装の場合、「デシカント除湿機」は屋外仕様でコンパクト。移動もクレーンで容易。
ブロック毎の作業に応じて移動してください。 - ◇春、梅雨時、秋口、冬の降雨時には除湿乾燥空気の加温効果により多少の暖房効果が期待できる。
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